6月4日の月例祈祷会の中で、デルフィーン・シーモは、人と人との間に愛と信頼を築き上げる重要さについて分かち合ってくださいました。
「毎週火曜日、私とジョシュア先生は牧師リーダー会とミーティングを開き、木曜日にはスタッフ向けのファミリー朝食会を開き、そこで、約200名程のフルタイムのスタッフを牧会しています。ミーティングでは事前に議題を決めておらず、話し合いが結論に至らなくてもミーティングを閉じる事もあります。私たちは、お互いの関係を築き上げ、人のいのちを牧することに重点を置き、多くの時間を費やします。「愛が増せば信頼が増す」とは、611チャーチの十一個目のコアバリューであり、現在、この世界で最も必要なことです。教会スタッフの間にある愛と信頼をどのように築くことができるでしょうか。それは、互いに奉仕し、知り合い、衝突することを通して徐々に誕生するものです。私たちは、上へ対して信頼し、下へ対して愛を示す必要があります。もし、一つのチームの中に、愛と信頼を築けることができるなら、このチームは最大の力を発揮することができます。しかし、このようなチームを築き上げることは簡単ではありません。
私は、心の傷付いた伝道者たちに対して特に重荷を感じ、憐みの心を持っています。ジョシュア先生もかつて傷付いた伝道者であり、傷を背負いながら歩んできました。私は彼の妻であり、彼が傷付き、私も傷付いていました。バルナバ牧師先生もオランダで神様の働きに携わっていた時に、銃による傷害事件の被害者となってしまいました。私たちは彼らを香港へ迎え、あれから十数年が立ち、バルナバ家と私たちは、愛と信頼の道をともに歩んできました。同様に、私たちと牧師リーダー会の関わりは十数年の年月を経て、愛と信頼関係を築き上げました。この過程は容易ではありませんでしたが、今日、私たちと牧師リーダー会の関係は親密で強固な関係が築き上げられました。大嵐を通されても決して倒されないいのちの木のようです。私は教会スタッフのいのちを深く理解し、スタッフの心の中にある『虫(傷や問題)』を見つけ出し、真正面から彼らに愛を持って本音を語ったことを通して、揺るがない堅実な関係を築き上げることができました。■2020/06/20