ジェイソン先生、アンナ先生による分かち合いの中で、半年ほど前、ジョシュア先生が脳血管疎通手術を受けたことがあります。同じ時期に、香港611のスタッフやセルリーダーの家で排水管の水漏れが発生しました。これらの出来事を霊的な視点から捉えるなら、いったいどう意味が含まれるでしょうか。
教会を一つの体として例えるなら、教会の学びクラスで分かち合われる真理は、教会の枠組み的役割を担っています。教会のパストラルケア(牧会の構造)は体全体の細胞に血液を届ける血管のような働きを担っています。パストラルケアシステム(牧会の構造)によって、血液が隅々まで届きます。
血液の中に命があるのと同じように、パストラルケアシステムの鍵は、セルリーダーです。セルリーダーはセルの中で命を継承させる存在です。血液は絶えず流れ、広がり、展開していきます。ですから、血管は常に手入れする必要があります。手入れとは血管に詰まった異物を取り除くことです。
それでは、セルの中にある詰まった異物とは何でしょうか。例えば誤解です。お互いに誤解があると、何かを伝えたい時に、伝わらなくなります。または世的な考え方による影響がある場合、セルリーダーからあなたに何かを伝えたい時に、あなたは、「またかよ…、また繰り返している…」という気持ちになり、あなたは受付けなくなります。これらは、霊的な異物となり霊的血管の詰まりの原因となります。ほかにも、ネガティブな思い、落ち込み、病、恐れ、絶望感、死の思いなどがあります。
ではどうやって取り除けば良いでしょうか。その方法とは、一対一で対面し深く会話することです。もし、セルメンバーがあなたと会う機会が少なくなっているなら、さ迷う羊を探し、連れ戻しましょう。場合によって少人数の集まりを開き誘う、必要であれば一対一の集まりにしましょう。または、二人のメンバーを連れて、そのさ迷う羊に一緒に会いに行くと、結構良い結果が生まれる場合もあります。ただ食事するのではなく、何かのイベントに参加したり、一緒に出掛けたりできると、気分転換にもなり、特別です。
そのほかに、一緒に祈ることもお薦めします。何か困難に直面してどうしたらいいか分からない時に、まず、一緒に祈ってから、交わりの時を持つと、お互いの関係が深まり、通じ合うようになります。リトリートタイムを取り、一緒に旅行に行くのも、お互いの関係を深める良い機会です。
■(続き)(本稿は香港611教会週報818号より抜粋)