「台北霊糧堂」の65周年記念式典に参加した直後に、師母と私は土曜日の礼拝で「青年伝道の時代」の幕開けを公式に発表できたことを神に感謝します。この日の礼拝の一つ一つには神の臨在が満ちており、それは父なる神の導きが確かにあったことのしるしでした。
その日、説教の前に若い教会スタッフ達が懐かしい時代の賛美を歌うことを通して、私たちの教会のそれぞれ異なった時代を神が如何に導いて下さったかを振り返りました。ノースポイントで礼拝した時代、レストランを借りて礼拝していた時代、そしてここ荃灣(ツェンワン)に土地を得て移ってきた時代、私たちはそれぞれ異なった段階を経て成長してきたのです。今年、香港は歴史上最も動揺した時の中にあります。そんな中、私たちの教会の若者は青年伝道の序幕として、心の声を音楽に変えて表現することを選択し、真剣な祈りの歌声によって神に叫び求めています。
それに続いて、アディノ牧師は弟子のアサフ・ラウとアサフのセルメンバーであるジョンソンとともに、彼らの人生の変容の物語を説教の中で分かち合ってくれました。 深く感動し、神が私を香港に連れ戻したときのことを思い出しました。彼は私の命を救っただけでなく、次世代を弟子にし、神の救いの恵みをその次の世代にまで伝えてさせてくれました。
ジョンソンは神に救われ、壊れた家族の傷から癒されました。 バンド3(香港の基準で最も悪い成績基準)の中等学生から、大学で第一級の栄誉学位をとって卒業するまでになり、彼はあらゆる種類の音楽的および芸術的な贈り物を受け取り、ANEW(All Nations English Worship)礼拝の舞台で賛美リードできるようになったのです。その一切は天の御父から出た恵みなのです。
今こそ若者が舞台に立つ時です。「逃亡犯条例」によってもたらされた混乱の中で、若者たちは自分たちの人生を通して香港に影響を与え、香港の未来を決めたいと願っています。これが若いいのち達の情熱なのです。神は私たちに、今のこの時、教会は若者たちの世代を立ち上がらせ、いのちのメッセージを伝え、時代の影響力を発揮し、この世代の若者たちを勝ち取るようにと啓示を与えられました。
私たちは教会のコアスタッフ達と話し合った後、今年の9月末から12月にかけて、若者たちは日曜日の礼拝の責任を担い、教会全体で「青年伝道の時代」というテーマで動いていくことを決めました。これから日曜礼拝と「Friday Night」では、彼らの様々な形のドラマや音楽、証しとメッセージを通して社会に向けて発言し若者に向けた伝道をします。私たちは各部族やセルグループに対してもこの伝道期間の流れに入っていき、新しい人たちを教会に誘い、彼らが神を認めて主に立ち返ることが出来るようにすることを奨励します。私たちの中で神が偉大なことをしてくださることを大いに期待します!
親愛なる兄弟姉妹、私たちの神は歴史を支配しておられ、香港の未来を気にかけておられます。ですから、信仰において私たちは自分自身を捧げ、真に神を神として行きましょう。神は私たちを用いるために必要としておられるのです。特に若い世代のあなた達、「青年伝道の時代」の召しに応え、香港のリバイバルのために、新しい世代を変革する貴重な器となっていきましょう。
■【2019.09.29】ジョシュア•チャン師
本稿は611霊糧堂週報951号より抜粋