先週、バイブルスクールで講解説教を教えました。学生たちやスタッフたちだけでなく、世界33箇所からオンライン配信を通して枝教会の牧師たちも参加できました。参加者達の姿を見ることができて感謝です。毎年、私は自らこのクラスを教えることにこだわっています。なぜなら、これこそが私が神様から与えられた使命だからです。使命とは私が橋のようになることです。真理を全世界に語り、人々を真理へと導く架け橋となることなのです。
先週、引っ越した先の新居は海辺にあり、橋が正面に見えます。この橋を見ると、25年前に神様から与えられた「橋の幻」を思い出します。バンクーバーで教会の牧会をしていた頃は、とても困難で孤独な時でした。真理に対して深い渇望を持ち、私は毎年、ポール・シュム牧師が開催する1週間の講解説教キャンプに参加していました。ある日、日没前に夕食を済ませ、私はキャンプ場の外に散歩に行きました。雨が降っていて、丘の脇に道を見かけました。道をたどっていくと、木製のアーチ型の大橋が、渓谷にかかっているのを見つけました。橋の根本には渓流が流れていて、いい眺めでした。聖書を片手に、傘をもう片手に持ち、私はその場所で神の臨在を強く感じました。それで、アーチ型の橋の上でひざまづき、主を待ち望みました。その時、その場で、神様は私にこう言いました「あなたとあなたの妻は橋となる:香港と全世界で私のために説教をするようになる。何千何万もの人々があなたの話を聞きに来る。あなたは彼らを私とつなげるのである。」
後に、私は講開説教キャンプに何度も参加しましたが、あのときの小道と大橋はどこにも見つかりませんでした。それで気づいたのです。私は幻の中に入り、その幻の中で神様が私に現れ、私を架け橋として召されたことを。神様が香港に私を呼び戻してから25年たち、今私は毎日橋が見える新居に引っ越しました。近頃は、メッセージを頻繁にするだけでなく、バイブルスクールで講解説教を教えています。神様は本当におられます:気づかない内に、幻が成就していました。
説教することを学んでから、私は真理を語ることをやめていません。今、私は説教のあらゆる層を理解しはじめています。かつては、私は真理を解明することに邁進していました。今は、真理を解明するだけでなく、人々を真理の中へと引き入れるようになりました。真理とはたんなる道理ではなく、人々が入るべき領域なのです。聖霊によって、人々は信仰をもってこの領域にはいり、神様と繋がるべきなのです。この「架け橋の幻」を思い出すなかで、神様が時間をかけて私を形作り、人々が神様についていき、神さまに繋げられるようにします。このことをとても感謝しています。
愛する兄弟姉妹、聖霊様によって神様についていき、真理によって神様と繋がりましょう。神様がみことばを通して光を照らされ、私達が困難な中でも霊的に満ち足りて、信仰と希望に満たされますように!■【2021.10.31】
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