「セルリーダーは、メンバーの生活を整えて形作る前に、メンバーとの良好な関係を築く必要があります。そうしないと関係が影響を受けます。Being(真の自分、真実)の中で互いに交わりを持つ場合にのみ、いのちは真実な繋がりを持てるのです。セルリーダーとメンバーがグループをミニストリーと見なす場合(Doing)、そこに「真のわたし」の交わりはなく、虚像を生み出すだけです。自らの弱さや困難を他の人に知らせず、簡単に対立が起こります。そして一旦対立が起こり、それを受けとめる良い関係がない場合、メンバーがセルグループを離れることもあるでしょう。
ですから、先ずセルリーダーは自身を差し置き、メンバーを愛し、メンバーとの関係を築いて、真実ないのちの繋がりをもって、彼らにリーダーに愛さていることを感じさせ、彼らを受け入れ、彼らがゆっくり着いて来ることも良しとし、その上で適切な時期に、彼らのいのちを整えるのです。
セルリーダー、或いは単にリーダーとしても、次のように言わないでください。「私はあなたたちの権威だ。あなたたちは私の言うことを聞かないといけない。誰も私に歯向かわせない。」権威であるからこそ、下の人々の間違いの責任を負いましょう。セルリーダーはメンバーに対して責任を負い、夫は家庭の全てに対して責任を負う必要があります。セルリーダーがそうするとき、メンバーは彼を尊重するようになります。これがいのちによって成す牧会です。