先週日曜日の礼拝メッセージ「逆境の中で神様に付いていく」は、神様の臨在、守り、神の摂理に信頼していくということが語られました。長期にわたる新型コロナウィルス感染症の拡大は私たちにとって決して簡単な状況ではありません。しかし私たちは目を覚ましていなければなりません。ぬるいお湯につかったカエルが茹でガエルになるような敵の罠にかからないようにいつも目を覚ましていましょう。私たちが神様を信じ続けていくならば、必ずこの行き止まりのような状況から抜け出す事が出来るでしょう。
創世記26章1節から25節では、イサクが神様の摂理にしたがって、最終的にベエルシェバまで行っています。このことは私たちにとって、たくさんの教えがあります。逆境の中、人は簡単な道を選択し、難しく辛い事を避けようとします。しかし、神様はイサクがエジプトに行くのを引き止められ、約束の地に留まるようにされました。イサクはこの飢饉という逆境に直面していて、自分ではどうする事も出来ないような状況でした。今私たちが直面している新型コロナウィルスの拡大もそうです。現在はただワクチンと治療薬が開発されるのを待つしかありません。この新型コロナウィルスの拡大が収まる様子がありません。しかし、私たちは続けて神様の真実さと導きに信頼していかなければなりません。
アブラハムの契約はイサクにかかっているのではなく、神様の選びによるのです。ゆえに私達は逆境の中でも神様から答えをいただけます。神様はご自分がアブラハムと交わした契約に信頼するようにおっしゃいました。神様がいかにしてアブラハムを導いたかを信頼するように、そして同じように神様はイサクをも導くとおっしゃいました。神様は2001年に私と契約をしてくださいました。神様は私を香港に帰し、そこで神様は偉大な働きをして下さるとおっしゃいました。2017年に私とデルフィーン師母が台湾にいた時、私は朝の2時に突然激しい頭痛にみまわれました。(後に脳動脈瘤と診断されました)次の日、師母は私に予定通りフライト出来るかと尋ねました。私は、はいと答えましたが、他のことは思い出せません。入国検査でパスポートを取り出すのも苦労しましたが、この時はまさか、深刻な状態だったと知る由もありませんでした。台湾から帰ってきて、お風呂にも入ってしまいました。神様の守りに感謝します。今私は健康でバスケットボールを通常通りにプレー出来るほどで、神様に続けて仕えています。
2018年に神様は私たちに「52年であらゆるところにいのちの木を植える」というビジョンを与えてくださり、そしてその年の7月のクルーズの旅で沈む太陽と同時に月が上がるのを見ました。さあこれから全力疾走しようとしていた矢先、逆境の波にみまわれました。昨年夏の社会的運動や今の新型コロナウィルスの拡大などです。しかしなお私は主の選びに、そして私を香港に戻された神様に信頼します。
この逆境の中、どのようにいのちの木を植えていけば良いのでしょうか。私は神様があらゆるところで働かれるのを見てきました。元々は働き人たちを香港で訓練をしてそれぞれの地元の牧会現場に送り戻すようにしていましたが、今では新型コロナウィルスの拡大により、地元の生徒達に対してでさえ授業が開けなくなりました。しかし、オンラインバイブルスクールが始まり、33の枝教会が10以上の国や地域から参加してくるようになりました。それによって、以前に増して多くの生徒たちを育てることが出来るようになりました!神様の思いは実に私たちの思いをはるかに超えています!
さらに加えて、神様は私たちのいやし解放における油注ぎをさらに引き上げて下さいました。もはや一対一で行ういやし解放や、様々な都市や国での祈りの歩行だけのみに限定される事はありません。黙示録の中で、いのちの木の葉が国々を癒すと書かれています。いのちの木の教会が建つ時、いのちの木の雰囲気の香りに人々は引き寄せられて、彼らの人生や家族が癒され、そして変革されていき、経済も祝福されていきます。これが、あらゆるところにいのちの木を植えるという事です!
数年前に、私たちはベエルシェバにいき、そこで祈り「契約の井戸」の油注ぎを受け取りました。親愛なる兄弟姉妹の皆さん、神様は私たちに前々からともにいると語ってくださいました。この経済的な逆境の中、私たちは恐れることなく、神様が今まで611を導いてきて下さったことに信頼しましょう。神様に従い続け、神様が契約をまもり、憐れんで下さると信じ、疑うことなく、この逆境の中を通り抜けようではありませんか。【2020.08.23】
ジョシュア•チャン師
本稿は611霊糧堂週報 998号より抜粋
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