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いのちと自由を関係の中で実践する

神様から受けた啓示により十戒についての説教をシリーズでスタートしました。十戒についての序論と一つ目の戒めのメッセージをしましたが、膨大な量の内容になるだろうと思われるため、ペースを落とし、人にいのちと真理をもたらす十戒の本当の意味を解き明かすことにしました。

だれでもいのちと自由を得ることを願っていますが、一方で「関係」という大事な部分を忘れがちになります。真の関係だけがいのちと自由を実践できます。ヤコブ書はこう述べています。『聞く』ことで重要なことは、神様の御言葉を聞いてから、その言葉通りに行うということです。行動が伴わない信仰は死んだ信仰です。神様の御言葉は信仰が伴わなければなりません。旧約聖書では、いのちと自由が関係の中で実践されています。これもまた、神様から私たちに与えられた戒めなのです。

いのちと自由は私たちの個人的なものだけではなく、関係のなかで体験し実践することです。私たちの教会の中心的価値観(コアバリュー)に「真理の前に恵み」そして、「働きの前に関係」などがあります。これらは私たちにとってとても良い基礎となっており、対人関係の中でもチームのなかでも実践できるものです。

神様はこの世界を創造された時、人に「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。」と命じ(戒め)られました。エデンから川が流れていて、そこから4つの源に分かれて地を潤していました。地を発展させ、満たすようにと神様は仰せられています。これは男と女の創造、さらに夫と妻という家庭を通して神様から与えられたミッションなのです。それだから、結婚と家庭が大切なのは明白です。家庭の中での関係がしっかりしているのなら、ほとんどの社会問題が解決されるでしょう。真実な関係の実践を怠るなら、もはや解決の余地がないでしょう。

神様は関係を尊重しています。真の自由とは自分を捨てることです、まさに神の御子がご自身を私たちの為に犠牲にしたように、自らへりくだり、捧げるという事です。神様が与えてくださった自由は破壊的であったり、自己中心的に用いる自由ではありせん。かえって他人の利益を考え、相手を立て、自分を犠牲にすることです。人がまぎれもなく罪を犯し、真理の裁きを受ける中で、なんと神様は私たちに救いの道を授けてくださいました。なんと偉大な知らせなのでしょうか!

愛する兄弟姉妹の皆さん、準備はできていますか。神様が私たちの焦点を調整してくださって、持っていないもので心を一杯にしたり、持っているものを忘れてしまうことから私たちを助けてくださいますように。まことの自由とは神様が私たちに下さったことに目を向け、私たちに満足を与えてくださる神様の計画のうちに歩むことです。神様が私たちに与えてくださったものを常に感謝の心をもって覚え、それを宝としましょう。

神様に感謝します。「一つのいのちの木」のビジョンを私たちが受けたときから、神様は私たちのうえに働いてくださっています。いのちの木幼稚園(the Tree of Life Kindergarten)の保育のクラスは正式に教育庁から認可され、今は園児を募集しています。これは私たちにとって大きな喜びです。なぜなら、子供達と家庭にこのようなかたちで仕えられるからです。全ての家庭がいのちと自由の始めとなり、この地をいのちの木で満たすことができるように祝福したいと思います。

■【2019.07.28】ジョシュア•チャン師
本稿は611霊糧堂週報942号より抜粋