6月2日に行われた総会で、師母はどのようにいのちの木の成長のために必要な土を見ているかという事をシェアしてくれました。
いのちの木が丈夫に成長するには、健康な土からの栄養が必要です。教会と家族そして教育はいのちの木が栄養を得るための土だといえます。私たちの教会は特に教育を重視しています。なぜなら、子供達はほとんどの時間を教会で過ごすより、学校で過ごすからです。ですから、子供たちにとって学校はいのちの木として成長するための栄養を受け取る場所なのです。いのちの木が健全に芽を出すには、私たちのミニストリー、イベント、集会、キャンプ、そして内面の癒し解放のキャンプなどだけに焦点をおくべきではありません。
とある牧師夫妻の例を話しましょう。夫は自分が物事の決断を下すことにこだわり、たくさんのミニストリーにおいてリーダーとなり、それらに力を注いでいました。一方で、妻は放置され、尊敬されず、悲しみにくれ、鬱になってしまいました。その後、夫もこのことが原因で常に奉仕していることが出来なくなりました。時間が出来た彼は、妻と子供達ともっと顔を合わせるようになりました。そして、夫婦キャンプに何回か参加し、妻が回復され、しかも笑顔に溢れるようになり、夫婦関係は驚くほど改善しました。夫であるということは、自分の妻を笑顔にし、そのいのちを色彩に満ちたものとすること、それが彼の奉仕の栄光なのです。
私たちはミニストリーを複製することはできません。さらに、同じことを枝教会にさせる事も出来ません。私たちと同じく枝教会も土壌に水を撒きましょう。神様は私たちが教会、家庭、教育という土壌を耕し続け、水を注ぎ続け、この土地を豊かで健康なものに変えるように願っておられるのです。私たちはそれぞれ異なる賜物を持っています。しかし、ひとつの心でなければいけません。ひとつ心で水をまき続けましょう。この土壌が健康で栄養に満ちたものとなるとき、いのちの木の生長は必ず健全なものとなります。