12月に入り、どんどんと寒さが増していく中で、2018年の終わりを実感しています。「リターン2018」を振り返ると、この一年は私たちの間に、神様からの様々な祝福があったとわかります。先週、林光常(リン グヮザン)先生のチームが香港に来られました。教会にいる200人を超えるフルタイムスタッフ達のために、身体検査や健康講座を行って下さいました。主に感謝します!「遍く全地に52年でいのちの木を植える」のビジョンの船旅はすでに始まっています。私たちはみな、前に敷かれたレースを走りきるために、体と心、そして霊の健康を保つ必要があります。
今週、私は師母とマレーシアのクアラルンプールへ行き、教役者向けの夫婦キャンプを導きました。過去にも私たちは教役者向けの夫婦キャンプを開催したことがありましたが、参加者はおもに中華系の教役者の先生方やフルタイムスタッフたちで、海外からの牧者がいる時のみ、通訳を提供していました。しかしながら、今回の夫婦キャンプでは、なんと12ヵ国から、23組の教役者夫婦たちが集まりました。その中には、台湾や日本、そして東南アジアの国の他に、さらに遠いニュージーランドやカメルーン(アフリカ中西部)から来られた教役者たちもいました。ある牧者たちは中国語も英語もわからないため、中国語や英語のほかに、ステージの下で日本語、タイ語そしてカンボジア語の通訳を設けました。まさしく、この夫婦キャンプは「国際的な教役者夫婦キャンプ」であると言えます。
「夫婦キャンプ」は611で開催された最初のキャンプです。その後に、各教会の必要に応じるため、「教役者向けの夫婦キャンプ」も開催し始めました。それは弟子たちを建て上げるために、現役の牧師たちが自分たちで導かなければならないからです。今回のキャンプでは、私の弟子たちが教役者向けキャンプを導きました。偶然なことに、各枝教会では四つの夫婦キャンプが今週、開催されていました。現在、私と師母はおもに、「教役者の夫婦」を導いています。それは「一組の教役者の夫婦が立ち上がれば、一つの教会がリバイバルされる」と確信するからです。夫婦キャンプの教材はすでに編集され、印刷されていますが、決して最終版ではありません。引き続き編集されていくものです。私と師母が主によってさらに新たにされ、引き上げられる時に、同時に夫婦キャンプの内容も常に更新されていくのです。それで、今回の「国際教役者向け夫婦キャンプ」に、私たちは「夫婦のボクシングリング」や「関係を修復する4つのステップ」、そして「夫婦の4つの山」などの新しい教材を加えました。
クアラルンプールでの教役者夫婦キャンプはクオリティーのとても高いホテルで開催されて、とても居心地のよい環境でした。GA611には生け花のプロの姉妹がいます。彼女が美しい花々を持ってきて会場を飾ったことで、さらに優美で素晴らしい雰囲気となり、生徒たちはその花々の海に囲まれ、花々の香りに浸って、心と霊ともに、ますますリラックスできて心地よくすごせました。今回の「ロマンチックナイト」というレッスンは今まで参加した中でも最高に驚くほど素晴らしいもので、夫婦の愛がますます深まる起爆剤のようになりました。私たちの牧師チームのある牧師は、過去にプロのダンサーでした。彼はみんなにシンプルでエレガントなダンスのステップを教えてくれたので、皆で音楽に合わせて踊ることが出来ました。その夜、生徒たちは花と光の影のうちで、それぞれ主の御前で改めて「愛の契約」をむすび、ともに心から「人生の恵み」を歌いました。
日本からきた、ある牧師は公の場で妻に対して自分の罪を認めました。そして、彼はこう言いました。「私は結婚してから15年間、良い夫だと思っていましたが、聖霊様によって自分は夫婦関係の中で『自己中心だ』という事が示され、心の中を照らされました。」それで、彼はひざまずいて赦しをもとめ、また床の上に横たわって「自分の自己中心に死なせてください」と叫び求めました。彼は自らすすんで、もう一度、結婚誓約の誓いを立てて、次回の教役者夫婦キャンプで、彼の新しい人生の展開を分かち合うことを、すでに期待していました。主に賛美せずにはいられない事です!日本の牧者にとって、これがどれほど大きく衝撃的なことなのでしょう。神は彼の人生に、とても奇しく、素晴らしい御わざを行っておられます。
ある牧師先生は、しばらくの間私たちと関係を持っていたのですが、彼は私たちに対して、疑問を抱えていました。特に夫婦キャンプでの「妻は決して間違いません」という真理の教えに対して、なかなか納得できませんでした。今回、彼は《親密な敵対者》を読んで、「男の4つの山」をさとり、彼の心と霊は回復して、彼はこう言いました。「私は自から進んで妻を支える夫となりたいです。そして、夫婦キャンプの教えは真実です。」と言いました。また、ある一組の牧者たちは十月に開催された「教役者夫婦キャンプ」に参加したばかりなのに、さらに今回のキャンプにも申し込みをしていました。それは、彼らが彼自身や家庭、そして教会にとって何よりもまず重要なことだと認めたからです。
感謝します!夫婦が心合わせ、神の御前に立ち返り、共に人生の恵みを分かち合う時とき、わたしはそこにいのちの道や、いのちの光、そしていのちにある希望を見ることができます。
(本稿は香港611教会週報910号より抜粋 【2018.12.16】ジョシュア・チャン 主任牧師 )