教会はどのような基礎に基づいて建てているでしょうか?最近、私は部門の責任者の移動によって、いのちの木のビジョンである「中心的価値観(コアバリュー)」は形だけ、または外側だけの教えではなく、私たちの日常生活の中に浸透していくことがとても重要だということを感じています。
デビーは何年か前に「枯れた骨の復活」というビジョンを受けて以来、青年軍団を立て上げることに専念してきました。彼女はたくさんの青年部のスタッフを牧し、立て上げ、そしてとても立派なリーダーに育て上げてきました。彼女は若いころから私たちについて来ました。さらに、彼女は結婚をして子供をもうけました。彼女が今まで牧してきた中学生たちは今では大人になって、家庭を築いている者たちもいます。
そして、さらにデビーを引き上げるため、また彼女の夫と家庭の必要に心を留めるために、私とジョシュア先生は彼女をしばらく家庭部門に移動させることにしました。私たちはスタッフの朝食ミーティングで、部門の責任者移動の事を知らせました。すると、青年部門のスタッフたちは皆がっかりしました。その時には、ちょうど教役者の視察団がこのミーティングにも参加していました。これは、聖霊様の不思議な導きでしたので、私たちにとって、すべてが予想外なことでした。
青年軍団のスタッフたちはステージの前で長い列をつくって並び、彼らは涙を流しながら、デビーに長い間、伴ってくれたことを純粋な心で感謝を伝えました。私は心から深い感動を覚えました。また訪ねてきていた教役者たちにとっても衝撃的なことでした。なぜなら、そこでいのちのある奉仕を彼らが目の当たりにしたからです!
私たちはデビーの人生にいのちを植え、水を注ぎ、彼女はそれを受け取りました。働きだけではなく、同じく後を継いでいく部門のスタッフたちにもデビーはいのちを植えて、水を注ぎました。彼女は部門のスタッフたちの母親として立派にふるまい、また部門の青年スタッフが彼女を尊敬しているの見ると、私の心は豊かな収穫を得たときの満足感を味わいました。
これからの青年軍団の指導者はデボラ牧師に任せます。彼女も自ら進みこの任務に従ってくれました。部長たちの部門移動があるたびに、スタッフたちは毎回成長します。それは、指導者それぞれにユニークな性質があり、それによってスタッフ達はそれぞれ、いのちの栄養を得ることができ、真珠がより一層華やかな彩りに輝きをはなつでしょう。人はいったん良い関係を築くと、いろいろなリスクを回避するために、その現状を維持する傾向があります。しかし、変化があることは損にはなりません。かえって、もっとより良いもの、益となるものに変わります。私たちはもっといろいろな関係を大切にし、それを広め、互いに繋がっていけば、今までより一層、柔和と生命力を与えられるのです。
私たちは神のみこころに従い、神のみこころが何であるかを知り、心に留め、神と一致していくならば、それは私たちのいのちとなります。神の法則に従い行っていけば、ますます益を得ることになります。神の御目にはリスクはありません。それゆえ、デビーの部門移動は、まことに一つの素晴らしい事なのです!■【2018.11.25】