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借金を取り立てるのはやめよう

「借金を取り立てるのはやめよう」というメッセージを神様が先週日曜日に与えてくださったことを感謝します。御国のたとえ話は比喩を使って天の御国というのはどういうものなのかという事を教えてくれます。イエス様がこの世に来られたとき、神様はこの地に御国をもたらす事によって御国を成就されました。

この地上はサタンによって暗闇に覆われ支配されています。これが私たちが見ている地です。ここには二つの王国があります。一つは闇の王国で、もう一つは光の王国です。光が暗闇で輝くとき、暗闇はこれを受け入れる事が出来ません。私達みなが光と闇のどちらかを選ばなければなりません。私達が借金を取り立てるならば闇に残り、赦すならば光に入ることができます。7の70倍赦すことは赦し続けるということです。これが天の御国の姿であり、ここに力があるのです。スタッフもすべての兄弟姉妹も同様に、教会に来て以降、天の御国の力を受け取って互いに愛し赦し合うことができるようになったことを神様に感謝しています

実際“借金を取り立てる”ことは哀れで骨の折れる仕事です。聖霊様は何度も、私が肉で歩もうとすると、神様が私を香港に送り返されたことと、バンクーバーで冒していた間違いを繰り返してはならないと思い出させてくださいました。どんなことがあっても、わたしはいのちの木における歩みをしなければなりません。それは愛し赦すこと、またどんな人でもやがていつか今の状態よりもっと良くなると信じてあげることです。この道に歩んで19年が経ちました。この御国は聖書に記述されているだけでなく、私達のただなかに神の御国が進入してくるのを見てきた19年でした。

私は心から師母に感謝しています。彼女は負債を取り立てないことをいつも心に決めています。彼女を見ていると、人のした悪を覚えないように、ただ神様に従って赦すものになることを私に思い起こさせてくれるのです。私は幼い頃、父親に捨てられましたが神様がこの状況を救ってくれたことに感謝しています。私は20歳になってようやく父親と再会することができそれが赦しの行程の始まりになりました。なぜ父が私達を捨てたのかを理解できたとき、赦すことが楽になりました。このようにして今日いのちの木に立つ教会を建て上げることが可能になったのです。毎年、スタッフ達はスタッフ間の関係の衝突を避けるかわりにぶつかっていき、結果解決しています。ぶつかることを恐れたら、ゴミは処理されず残り続け苦い根はもっともっと大きくなり、間にできた壁はどんどん高くなります。結果教会は分裂していくでしょう。神様に感謝します。衝突することで、さらに深く、さらに進んだ関係になることできるということがわかりました。

時の経つのは早いものです。あっという間に創立19周年です。新刊を出版します。“エンジェル・インサイド”の中国語版です。すべてのセルリーダー、兄弟姉妹、牧師の必読書です。20年前買ったきり、本棚で眠ったままでした。昨年のヨーロッパ旅行の際に、師母が何気にとって鞄にいれていきました。それから奇跡の連続でした。詳細はこの本の前書きとあとがきに書きました。この本はいかに私達が神様の作品になるか、またセルリーダー達の牧会を通して聖霊様が一人一人に働かれていく様子、先の世代が次世代に教えをあたえていくかを教えてくれます。この本は何度も熟読して、内容を思いめぐらす価値があります。またこの本には611の運営委員会が考えたディスカッション用の質問も含まれています。この質問で各自人生を振り返ることができます。ずっと以前から、兄弟姉妹が弟子訓練され、またほかの人を弟子訓練していけるようにこのような内容の本を執筆することを考えてきました。20年間本棚で眠っていた本を神様がこのようなタイミングで私達のために用いてくださることに驚きを隠せません。

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、天の父なる神は私達を見て下さっています。特にこの疫病蔓延のときにはなおさらです。香港の私達の教会もすべての枝教会も平穏です。12週間、実際に集まって礼拝はできていませんが、それでもオンラインのセルの集まりもできていて、皆さんが忠実に捧げ続けて下さることを神様に感謝します。19周年が近づいてくる中で、ますます神様にへりくだってついていき、人から負債を取り立てることをやめましょう。私達の状態がどのようになっても愛することを選び、信頼しつづけ、いのちの木がさらに強く成長でき、もっとたくさん人々を祝福することができますように!

【2020.05.03】ジョシュア•チャン師
本稿は611霊糧堂週報 980号より抜粋

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