神様に感謝します。神様は私たち教会にいのちの木として一つになる事をいろいろな方法で示し続けて下さっています。
先週火、水曜日に運営委員会のためのリトリートが行いました。リトリートでも教会と同じモーニングデボーションの個所を読みました。ベツァルエルが幕屋の中にある全ての聖なる器を作った箇所です。
「また彼は、純金で燭台を作った。その燭台は、槌で打って作り、その台座と、支柱と、がくと、節と、花弁とで一個の燭台とした。すなわち、純金一タラントで、燭台とそのすべての用具を作った。出エジプト記 37章24節」
燭台は聖霊の臨在を表わしています。その燭台は34Kgもの金塊をハンマーでたたいて加工したものです。
今日、教会はいのちの木となるという召しを受けており、それは確かに聖霊の働きによるものです。いのちの木の教会は”一つのいのちの教会”でなければいけません。一つの体のように機能するのです。フルタイムのレビ人として召された者には特にそうです。様々なメンバーが一つのいのちの木となり、一つの体に繋がり切り離すことはできません。このようやって初めて、教会がキリストと聖霊の力にある救いをもたらす門となり、全ての人々と全ての家庭に影響を与え、世代を変革していけるのです。
今この世代は堕落する一方です。そしてさらに真理から遠くへ遠くへと離れて行っています。去年台湾で、七百万人ほどの人々が同性婚反対を国民投票に入れました。しかし、国家は民意を無視し、強制的に同性婚を可決させました。その結果社会を分裂させることとなりました。私たちはこの事について非常に理解に苦しみます。単に投票数を増やすように政府が介入したのか、それともアジアで初めての同性婚を可決させる国になりたかったのか。
香港もこのような分裂を体験しています。”セントラル占拠”事件から香港が中国に対して罪人を引き渡す「逃亡犯条例」についてまでもが民意は賛成派と反対派の二つの意見に分かれています。これらの意見は恐怖と不信から成っていて、尊敬と受容に欠けています。この難局に直面する時、私たちはいのちの木の真理によって考え、行動していかなければなりません。
私たちの教会だけが一つになるのではなく、私たちの家族の弟子訓練、そして教育においても一つになるべきです。最近私たちは「いのちの木幼稚園」の設立に力を注いでいます。この世代を変革し影響を与えるために、教会と教育基盤が一致し、統合する必要があると思います。同性婚の問題は家族関係の問題、結婚関係の問題でもあるのです。このような人間関係の問題をさかのぼると、家族の価値観の破壊と世代から世代へといのちの価値観が腐敗しているのが原因となっています。問題解決のカギとなるのはいのちの木をうえること、そしてそれが生きたものとなることです。
愛する兄弟姉妹のみなさん。私たちは天の父である神様がこの無秩序なこの世界を治めて下さることを信じます。神様はアブラハムに仰いました。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。」この全きものであれという事は、なにも弱さが一つもないという意味ではなく、私たちの神様の偉大さが私たちの人生に反映するということです。神様はアブラハムとその子孫にカナンの地を与えると約束されました。神様はアブラハムにカナンに戻るように言われ、そしてアブラハムは信仰によってそれに応答しました。このように神様の約束は実現しました。今日、私たちは信仰によって神様に従っていき、ともにいのちの木の道を歩むべきです。神様によって「52年で遍く全地にいのちの木を植えるビジョン」が実現するでしょう。
■【2019.06.02】ジョシュア•チャン師
本稿は611霊糧堂週報934号より抜粋