先週、私と師母は幾人かの弟子達と一緒に台湾に行ってきました。そこで、私達は励ましも兼ねて、斗六(ドウリウ)、台南(タイナン)、そして高雄(カオション)に行きました。そして、さらに私達は83歳になる張敬(チャンチン)長老を訪れました。彼は台湾で最年長の彫刻師として人間国宝になった方です。長老の芸術作品「全知全能である主の霊」が私達の教会の恵みの御座会堂の前にあり、そして教会の一階の入り口に「いにしえの十字架」があります。
私たちが分かち合った「遍く全地に52年でいのちの木を植える」ビジョン、そしてどのように神が611を導いてきたかを聞いて、張長老はとても感激していました。長老は、その分かち合いの後に、もうすぐ来る師母の誕生日の為に制作している作品の名前を「子だくさんな幸せな母」と決めました。それは、師母がたくさんの子孫に恵まれ、その子孫に愛され共にいる事を表しています。さらに、「遍く全地に52年でいのちの木を植える」ビジョンの為には「限りなく広がり植えて行く」という作品を制作したそうです。この作品は下から上まで全て一つの木から出来ており、そのレベルは高く、技術はさらに広がったものとなっています。なんと私達の人生を表したものとなっているでしょうか!まるでユニークな各枝教会のように、それぞれの特徴があり、そして違う方向へとひろがりを見せています。
主を賛美します!張長老からの贈り物は「主が私たちを受け入れて下さっていること」「遍く全地に52年でいのちの木を植える」ビジョンを表しています。リバイバルと芸術は切り離せないものです。芸術が栄えたヨーロッパのルネッサンスはクリスチャンのリバイバルに牽引されたという見方もあります。私たちが芸術作品を見る時、同時に人の人生に働く神の偉大な御業を見ることになるのです。
斗六(ドウリウ)では枝教会のトミー牧師と詩(ツェ)を励まし、主の御名のために前進するよう強く促しました。その後、私たちは南の方にある最近始まったばかりの台南(タイナン)枝教会を訪れました。
台南611には、主あって熱く燃えている永仁高校の子供たちに加えて、しっかりと成長している大人のメンバーもいました。彼らはそこの牧師達の素晴らしい働きの実なのです。日曜礼拝のあと、永仁(ヨンレン)の男女混合チームと親善バスケットボール試合をしました。この年明けから私の3ポイントシュートを決める確率がとても上がりました。勝ち負けに関係なく、喜んで楽しく試合をすることが大事なことです!使徒パウロは競技者に例えて私達にこう勧めました。常に感謝し、勤勉で天国で賞を受けられるように走りなさい。
香港に帰ってきた後のモーニングデボーションで、ヒゼキヤが全イスラエルの民を神のもとに立ち返らせた箇所を読み、とても感動しました。そして、彼らは民を神に立ち返らせ、さらに罪を悔い改め、そして彼らの身を聖めさせました。神はヒゼキヤの祈りを聞かれ、それがソロモン以来の大きなリバイバルをもたらせる結果とになりました。
前に香港特別行政区の行政長官であった曽 蔭権(通称ドナルド ツァン)は12ヵ月の刑のあと釈放され、そしてニュースでインタビューを受けていました。その時の彼の受け答えに私は心を打たれました。彼は聖書を読んで、許すこと、そして憎まないこと、そしてただ感謝する事を学んだと答えたからです。今彼はずっと獄中で思い描いていたこと、ミサに参加(彼は元々カトリック教)して神に祈り、妻とおしゃべりをしたり、妻の手を握ったり、二人でコーヒーを飲むというようなことを以前と同じように楽しみたいと言っていました。彼は「必ず任務を果たす」というスローガンを掲げていたリーダーから、感謝する者と変えられていました。彼のこの変化を見て心から感謝を捧げます。
兄弟姉妹の皆さん、私達は日々感謝する者となりましょう。主にお会いできる間に、求めましょう。そして、主が近くにおられるうちに、呼び求めましょう。私たちは必ず、神なる父に受け入れられることを体験します。
■2019.1.20ジョシュア•チャン 師
本稿は611霊糧堂週報915号より抜粋