先週11月24日土曜日に台湾で国民投票が行われました。この投票がとてもスムーズに行われ、私たちは、世論によって(従来の)家族の価値感が守られたことにとても感謝しています。また3つの重要な議題において私たちの期待以上に過半数を大きく上回る投票結果となったことを非常にうれしく思っています。
この「国民投票」は、社会倫理と家族の価値を守る台湾国民の意志表明の結果です。これを受けて、台湾政府は憲法の遵守義務を果たしていかなければいけません。
この「国民投票」の後、私たちは台湾政府と社会を見張り祈り続ける必要があります。
投票結果が産んだ一夫一婦制の結婚制度が守られ、法律が遵守されるように祈っていきましょう。また香港では「いのちの木の」牧会とパストラルケアを通して、結婚、家族、教育を守っていきましょう。
教会は52年で全地にいのちの木を植えるビジョンをスタートしましたが、今週末の卒業記念礼拝では卒業生の数が過去最高となりました。私は「栄光ある教会は夫婦の関係から始まり、健全な教会は健全な家族から始まる。鍵はすべて牧会にある。」と教え、何度も教会の皆さんを励ましてきました。夫婦の牧会、家族の牧会によって教会はやっと建てられ、立ち上がって人々を癒すいのちの木に成長することができるのです。
私たちは皆、壊れた家族関係によって傷を受けているため、弱さや罪の性質を持っており、キリストの贖いと癒しが必要です。 教会は「いのちの木」の原則を通して、弟子訓練とパストラルケアにより、人を正しい道に立ち返らせ、壊れた家庭を再建します。政治と法律は結婚制度を変えることができても、人生の闘いに役立つことも、また人生の困難に脱出の道を提供することもありません。
親愛なる兄弟姉妹、この歪んで倒錯した世代の中で、私たちはより多くのいのちの木を必要としています。 牧会を通して、私たちは世界に脱出の道を与え、人々が家族や結婚から受ける衝撃のための道を与えます。 あなたも私もすべてがこのことに参加しなければならないのですから、自分をよく準備しましょう。
編集者による備考:
国民投票で問われた十の議題のうち、三つが家族の価値に関するものでした。
「結婚は一組の男女によるものに限られる」、「中学生と小学生に対する同性愛教育を実施しない」、「同性配偶者特別法によって民法を置き換えない」。
これらの三つの議題に同意する投票数は過半数を超えました。それぞれ同意率の多い順に「72.48%」7,658,008票、「67.44%」7,083,379票、「61.12%」6,401,748票でした。
(本稿は香港611教会週報908号より抜粋 【2018.12.02】ジョシュア・チャン 主任牧師 )