MENUMENU
previous arrow
next arrow
Slider

人生の課題

神に感謝します、先週終わった教役者向け夫婦キャンプには台湾、シンガポ-ル、オ-ストラリア、カナダ、マレ-シアなどのいくつもの国、及び地域から牧者達が参加しました。このことは教役者夫婦の関係の回復を通して、いのちの木を各国に植えることが主の御心だということを明確に示しています。

教会のリバイバルは夫婦関係から始まります。特に教役者夫婦の関係を建て上げることがさらに重要です。今回のキャンプでは、教役者夫婦たちそれぞれに違う困難があり、その相談に乗ること、ケアすることは容易ではありませんでした。しかし、一つの主任牧師夫婦を助けることが出来れば、一つの教会を助けることになるでしょう。また、今回の夫婦キャンプには、以前あまり会ったことのない三組の香港からの教役者夫妻が参加するという特別なことがありました。これからもっと地元である香港の教役者夫婦の参加を通して、香港の教会の祝福になれると期待しています。

「働きの前に関係」は「611」のコアバリュ-の中の一つです。今まで、多くの牧者やリ-ダ-の皆さんがリバイバルのある教会の「秘訣」を掴もうと私たちの教会を訪ねて来られました。しかし、その都度、わたしははっきりと皆さんにこう言っています。「私たちに秘訣はありません。仕事の成果はただの結果です。リバイバルの本当の鍵は如何に自分を捨て、勇敢に夫婦関係に向き合い、それを抱き締めるかです。そうすれば、他の問題は必ず容易に解決されます。」

来週「教役者の深訪問団」が訪ねて来ます。以前の経験から言うと、訪問される皆さんの熱心な姿を見て感動させられるのですが、完全に鍵を掴んで、教会で実行できる牧者は余りいません。私たちが教え導きたいことは、如何にミニストリーを繁栄させるかではなく、どのような牧師、師母であるべきか、如何にチ-ムの関係を築くべきか、特に夫婦の関係を築き上げることが出来るかなのです。そのすべては人の人生の問題であり、すなわち真理であり、如何に神のカインドネスを生きて見せるかなのです。私たちに一つ一つの成功するミニストリーの様式はありません。私たちにあるのは単純に自分の心を開いて、神が私たちの人生になさって下さる御業を分かち合うことです。どうか、今回の「教役者の深訪問団」及び、間もなく開催する「講解説教キャンプ」を通して、継続して各教会の牧者たちの祝福となり、神とともに働いて教会を建て上げることが出来ますように。

人生の課題は容易ではありませんがしかし必須なのです。64歳となった今でも今回の夫婦キャンプの中、継続して私の人生にブレ-クスル-が起こされていることを感謝します。「約束をする」というレッスンで模範を示す中、私は心の奥深くから師母に寛容と赦しを求めました。人々の前で夫としての自分の弱みを認めました。その弱みとは自分の劣等感や自己憐憫のことで、そのせいで知らず知らずのうちに消極的にですが師母を攻撃してしまっていたのです。これも近年になり、やっと突破できた人生の弱みです。

親愛なる兄弟姉妹たち、私たちは神に感謝しなければなりません。たとえ、私たちが弱いときでも、父なる神は引き続き私達を用いてくださり、私たちを通して教会を建て上げ、いのちの木を成らせて下さいます。今年64歳の誕生日の日に、私は神にこう願い祈りました。「毎年、誕生日には神が私と師母とスタッフとセルリ-ダ-と教会、また全地を造ってくださったことに大きな感謝を捧げられますように。そして、絶えることなく私たちを支え、用いてくださいますように。」

「喜びをもって主に仕えよ。喜び歌いつつ御前に来たれ。」)(詩100:2)そうです、神に身を委ねて仕えることができるのは恵みです。どうか主よ、私たちを引き続き大きく用いてくださいますように。

(本稿は香港611教会週報904号より抜粋 【2018.11.04】ジョシュア・チャン 主任牧師 )