神様を賛美します。今年私たちは二週連続で仮庵の祭りを祝うという前例のない方法を取りました。政府が宗教活動に関わる集会の規制を緩めたおかげで、1回目の仮庵の祭りの礼拝から会衆が実際に集まり祝うことが出来ました。私達のただなかにある神様の素晴らしいご臨在は驚くほどでした。
1回目の仮庵の祭りの礼拝の中で、「仮庵の祭りの祝いの日にキリストはお生まれになった」というメッセージを語りました。2回目の礼拝はKingdom Artist(御国のアーティスト)チームによって演じられた「王の愛(前編)」ミュージカルが行われました。劇は若い王子が困難の中に立たされるという内容でした。彼の内側にある恐れによって、現実から逃げようとし、そして遠い国へと逃げて行きました。そこでは様々な良いことも悪いこともおこり、最終的に彼は投獄されてしまいます。絶望の中、彼は妻とともに祈り、祖国こそ彼の戻るべきルーツだと悟ります。王子に対する神様の召しは、王子の内側にある恐れに打ち勝たせ、母国へ、使命へと戻らせました。
このミュージカルは今の香港の状況を思わせます。恐れによって一部の人々は他の国に移住しようとしています。このことが私にある事を思い出させました。私が小学生のころに、香港が中国に返還された際、私は大きな期待を持っていました。しかし、成長すると、大勢の他の人たちのように、香港が変化していくことに恐れを抱き、外国の方が良く見えたのです。私はバンクーバーで神学を勉強し、卒業した後は10年以上そこで牧会しました。そこではたくさんの困難がありました。バンクーバー時代は、その地に完全に献身する事が出来ませんでした。しかし、その場所は私の献身を必要とはしていませんでした。まるで、根っこのない植物のように、なにも実を結ぶことが出来なかったのです。
神様が私を香港に呼び戻してくださり、教会を開拓するように仰られた事に感謝します。私は神様の召しに応答し、2001年4月に香港に帰って来ました。私は香港に着いてすぐ、香港の土地に手を置き、神様に祈りました。この土地に献身すること、そしてイエス様が帰って来てくださるまで仕え続けることです。
あっという間に、香港に来てから20年経とうとしています。神様について行く時、時が流れるのが早く感じます。なぜなら、神様は新しいことを毎回なさって下さるからです。今、611教会は1万人近くの教会員がいます。神様は私たちを、世界のあらゆるところに、いのちの木を植えるため、用いて下さっています。非常に興奮する事です。神様の豊かな恵に感激しています。
今私たちは困難の中に立たされていますが、私はまだ香港に対して希望があります。神様が私を呼び戻してくださって、私は神様について行く事を決心しました。神様はいつも私とともにいて下さいます。愛する兄弟姉妹の皆さん。この困難な状況の中、恐れの中にとどまることをやめましょう。私たちは状況に動かされるのではなく、神様について行きましょう。私たちが神様に身を委ねる時、恐れに打ち勝つことが出来ます。そして、神様は必ず私たちとともにいて下さいます。私たち、皆がさらに深く神様に身を委ねましょう。私たちは香港で新しいシーズンに入ります。必ずリバイバルと平安を得る事が出来ます。【2020.10.18】
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