40日間の断食が始まり、共にヨーロッパのための執り成しの祈りも始めました。先月、私とデルフィン師母、そして私たちの2人の預言者と共にスイスへ行き、そこで神様の素晴らしい導きを体験しました。
7年前も、私たちは運営スタッフを連れてヨーロッパへ行ったことがありますが、その時は聖霊が突然デルフィン師母を心を引き裂く深い嘆きへと導きました。その時私たちは祈りの中で、ヨーロッパが廃れてしまった事に対する神様の深い嘆きを感じました。ヨーロッパは表面上では美しくて、住みやすいように見えます。しかし、人々の心は硬くなり、神様に反抗していました。かつてここには多くの教会がありましたが、現在ではその多くが空き家になったり、別の目的に利用されたりしており、もはや神様を礼拝するために人々が集まることはありません。ヨーロッパはリバイバルを切実に必要としています。
今年、アフリカと中南米を訪問し、神様はもう一度ヨーロッパ を訪問する道を開いて下さりました。私たちの旅路の中で、聖霊は私たちをチューリッヒ大聖堂(グロスミュンスター)に導いて下さり、そこで私は祈るため座ると、感情がわき上がり、涙が出てきました。歴史によると、カトリックの教会の祭司であるフルドリッヒ・ツヴィングリがヒューマニズムの影響を受けて、宗教改革運動に関わり、その後プロテスタントに改宗しました。しかし、それでも彼は幼児洗礼を主張していました。メノナイト派など同時代の改革者の中には、信仰に基づく洗礼を主張した者もいました。彼らは異なる見解を持ち、結果としてツヴィングリはアナバプテスト派(再洗礼派)の人達を異端者として激しく迫害しました。たくさんのアナバプテストの者たちが犠牲になり、メノナイト派の人たちはウクライナへ逃亡を余儀なくされました。第二次世界大戦後、北アメリカに移住した者もおり、メノナイト・ブレザレン教会を建てました。私が牧会していた教会は元々メノナイト・ブレザレン教会から派生しており、そこで私は牧師として按手を受けたのです。長年にわたって、私はメノナイト・ブレザレンの教えの一つ、「愛と無抵抗」に深く影響されました。私は自分の人生を通して、色々な攻撃にあいながらでも、愛と無抵抗をもってそれらのものに応答してきました。
チューリッヒ大聖堂で、神様は私のメノナイト派の牧師としての身分を用いられ、また聖霊が私にうながしてメノナイトの信者を代表して、霊においてツヴィングリと他の迫害者たちを許す事を宣言し、神様の憐みを求めました。私がその場で感じたことは、まるで自分が歴史をさかのぼって、諸教派の間の恨みや憎しみを打開して、神様の愛と癒しがそこに注がれるようになったことでした。私は神様に言いました。「主よ、どうか私達をすべての迫害に遭わさず、私たちに平和をもたらしてください。そして私達が、愛と無抵抗で互いを扱いますように。今あなたは福音に対する理解を引き上げ、一新して下さいました。どうか私達が、中華系の教会と繋がり、彼らと共にエルサレムに福音を持ち帰る使命に預からせ、また福音を広めてあらゆる所にいのちの木を植える事が出来ますように!」
私たちは祈り終わった後、教会の塔の上に行きました。私たちの2人の預言者は祈りの中で、聖霊の風が再びヨーロッパに吹き抜け、人々の心が新たにされ、神様に立ち返ると宣言しました。私は信じます。私たちが神様の御心によってヨーロッパのために祈ると、確かにリバイバルがヨーロッパに戻って来る事を■04/10/2024
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