この移り変わっていく世界で私たちはどのように神様についていき、このコロナの流行を乗り越えていけば良いのでしょうか。インターネットなどの情報が私たちを助けてくれるのでしょうか。
今台湾で再びコロナが流行り出しています。そして、台湾では皆がワクチンを打とうと急いでいます。香港では、十分にワクチンがあるので、誰もワクチンを競う者はいません。将来への不安から人々はオンラインで情報収集することに駆り立てられています。私も含めて、あまりYouTubeにのめり込まないようにしましょう。現代技術が進み、ほとんどのウェブサイトにはCookies が使用され、情報が保存されます。一つの保存された閲覧履歴から、その人個人の興味があるコンテンツを自動的に表示し、そのおすすめに出てきた内容を閲覧し続けます。保存された情報から出てきたコンテンツは、閲覧者の好みに合わせられていて、あなたの興味のあるものとなっています。その時、あなたが調べれば調べるほど、あなたの独自の考えがどんどん強くなっていき、新しい洞察力やブレイクスルーの機会を持つことが難しくなってしまいます。
テクノロジーの便利さが今日、私たちが「神様について行く」ときに足を引っ張る力となっています。なぜなら、情報こそ私たちの判断に影響を与えるものだからです。世の中から出てくる情報は全て、特定の立場にかたよっています。自分が興味を持つ内容ばかり見ていると、私達はたやすく世の中と同化していきます。私たちは神様の導きと真理について行くべきであり、自分個人の興味や世の中の観点についていくべきではありません。私が以前にも言った事なのですが、メディアを偶像にしてはいけません。同じようにデーターベースを偶像化してはなりません。私たちの心は神様に向かうべきで、どうなるか分からない将来についても私たちは神様に伺うべきなのです。無知であってはなりませんが、分別が困難な大量の情報に惑わされてもいけないのです。
ワクチン接種受けるかどうかについてなのですが、私個人にとってワクチン接種は、公的な責任を果たす為です。1万人近くの教会の主任牧師として、私は毎週3000人近くの人と接触します。私はウイルスを広めないように最善を尽くしたいと思います。みながワクチン接種を受けると、集団免疫を得ることが出来ます。当然、どのワクチンを選ぶかは、自分自身の健康状態と医者の助言を考慮します。自分と同じ観点の情報に浸かることは避けるべきです。
この世界は動乱の中にあります。いのちの木のコミュニティーにおいて、ストレスに対抗するより高い力をつけるために、私たちは愛によって互いに支え合いましょう。先が見えない明日を前にして、大衆についていってはなりません。愛のコミュニティーと共に歩むだけでなく、人工知能によって出来上がった大量の情報を拒否するべきです。その上で、霊的な習慣を確立することです:毎日神様と時間を過ごしているか、しっかりと聖書を読み、祈り、兄弟姉妹と支え合えているか、祝福を数えれば数えるほど、神様の導きが明確に見えるようになります。その時に、この世がどんなに強い力で私たちを引っ張ろうとしても、私たちは勝利を得る事が出来るのです。
いのちの木のコミュニティーは、一艘の船のようで、神様が錨であり、荒波の中でも私たちを安定させる方です。例えば、私たちの教会スタッフであるボアズとデビー、そして彼らの幼稚園生の子どもたちは、2018年にシンガポールから香港に引っ越してきました。彼らは裕福な生活を得るためでなく、神様についていくために来ました。この二年間で、かつてなかったような人生の嵐にあいましたが、神様が家庭内で錨となられ、彼らの心は強められています。
シンプルな信仰をもって神様について行きましょう。世の中の移り変わりやパンデミックに関わらず、私たちはただ神様について行き、神様こそがどんな荒波も、将来をも治めておられることを信じましょう。■【2021.06.06】
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