神様がこの20年間、611教会を導いておられる事に感謝します。振り返ると、私たちはたくさんの奇跡を体験してきました。神様の選びは変わらないものだと心の底から感じます。
私と師母は20年前、神様の召しに応答し、教会を建てる為にカナダから香港へ帰って来ました。私たちは2001年4月24日に、台湾から香港に来ました。5月の2週目に、香港で最初の礼拝を始めました。私たちは人生で非常に低い地点から始めました。私たちが香港に帰る10日前、師母は深刻な子宮筋腫にかかってしまいました。師母は香港に戻って来て後も、酷い疲労感があり、体が弱っていて、出血が続いていました。最初の礼拝では20人ほどが参加していました。私たちの友人や家族の方などが参加してくれました。集会場を借り、礼拝を行いました。そして、その次の週の日曜日は、私と師母を含めて、たった6人しか参加していませんでした。
神様は真実なお方です。神様は私たちを選び、私たちに恵みとあわれみを与えて下さっています。今日、私たちは恵みの御座会堂で、礼拝を行っています。1200人ほど入る会堂です。さらに私たちは1070人ほどのセルリーダーがいます!枝教会も含めた会衆の数は、20年前の私たちが以前想像できない程の数となっています。
教会が続けて成長出来た鍵は、この20年間、信仰によって神様について来た事です。初期の頃は、20人ほどしかいなかった時でも、すでに北京語と広東語の別々の礼拝を持っていました。さらにフルタイムスタッフも5人いました。多くの人の目にはありえないことに見えます。私にとって、教会スタッフを雇う事は、水源を探し出し、井戸を掘るようなものです。水があれば、さらにたくさんの人に与える事が出来ます。私たちは経済の状況によって、教会スタッフを雇おうかどうかを決める事はしません。
教会スタッフが人々を牧会するために立ち上がった時、さらに多くの人々が教会に来るようになる事を信じます。私は長らくずっと、このように考えています。私はお金の状況を見るのではなく、ただ神様を見上げ、そして信仰によって神様についてきました。私たちは今、200人を超える教会スタッフがいます。そして、彼らは私たちにとっての報いなのです!一つ一つの困難から、神様は私たちを導き出して下さいました。私たちが困難を乗り越えるたびに、私たちはさらに強くなり、祝福された者となりました。
今、困難な世界情勢に直面する時、香港の多くの人たちは移民まで考えています。しかし、私はいつも礼拝の中やモーニングデボーションで語っています。移民する事を求めるのではなく、神様について行きましょうと。なぜ私がこう語るのかには二つの理由があります。まず一つ目は、もし私たちが自分の安心をこの世から求めるなら、私たちは神様について行くことが出来なくなります。この世の権力や力は、いつか終わりが来ます。しかし、この全能なる神様は永遠のお方です。この世がどのようなものになろうとも、神様はすべてをご支配しておられるのです。二つ目は、神様は香港に611教会を建て、この世を祝福するためにいのちの木を植えられました。そのため、困難に直面する時、私たちは逃げたり、回避しようとしたりはしません。神様の御心と選びは失われる事がないからです。神様は私たちを最後まで守って下さいます。
このパンデミックと経済悪化の中、神様は私たちが多くの困難を乗り越えるため、導いておられます。神様はこの20年間、数えきれないしるしと不思議を行われてきました。神様はこれからの将来、私たちに恵みと報いを用意しておられます。愛する兄弟姉妹の皆さん、神様の選びを信じて応答し、さらにこのお方に近づいていきましょう!■【2021.05.02】
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