本物のリーダーとなることは罪を告白すること

最初の日曜礼拝で、２０２１年は勝利から勝利を得る年になるというメッセージをしました。今日、世界の状況は非常に難しくなっています。いまだに私たちはコロナに苦しめられていて、経済は悪化しています。しかし、私たちが神様についていき続けるなら、私たちは間違いなく勝利を得ることが出来ます！

どのように私たちは勝利者になる事が出来るのでしょうか。それはリーダーについていくことによるのではありません。神様について行くことによって勝利を得るのです。なぜなら、リーダーはただの人で、過ちを犯す時もあります。私たちはモーニングデボーションで士師記を読んでいますけれども、全てのさばきつかさ達にはそれぞれの問題がありました。ギデオン、エフタなどなど。最終的に、これらのリーダーはイスラエルを平和に導き入れることも、当時の民を神様について行く世代とする事も出来ませんでした。つまり、完全な救いをもたらすことができませんでした。

神様は必要があったのでこれらのリーダー達を起こされました。他に選ぶのに相応しい人がいなかったので選ばれたのです。例えばギデオンは、何度も神様の召しに応答せず、結果的に仕方なく神様に従い、責任を担いました。神様が救いをなさろうとするときは、リーダーとしてたち上がる神様の器が必要だったのです。士師記は重要なことを私たちに教えています。「リーダーは完璧だと思わないでください、むしろ彼らに完璧を求めてはいけません。彼らにはそれぞれ弱さがあります。」リーダーについて行っているからといって、必ずしも神様について行っているとは限らないのです。

士師記から教えられた事の他に、神様は私たちに夫婦キャンプについて大いに恵を与えて下さいました。私たちは牧会を特に強調しています。その中でも特にリーダー達、牧師達の結婚関係において強調しています。コロナの影響で、私たちは実際に集まって行う夫婦キャンプを香港で長い間行うことは出来ていませんでした。しかし、最近になって台湾にある５つの枝教会で実際に集まり、夫婦キャンプを行う事が出来ているという事を聞きました。５４組の夫婦が参加し、キャンプを導いてくれる１２の夫婦、合計で６６の夫婦でキャンプを行うことが出来たそうです。

この夫婦キャンプで核心的なメッセージを発見したことを神様に感謝します。牧師先生もリーダーも誰も問題がないわけではありません。例えば、２８年もの結婚生活を送っているユー先生は妻が不満をもっていて、苦しんでいることにようやく気がつきました。そして、すぐに彼は罪を告白したのです！そのように心開けるリーダーは本当に神様について行っている人です。リーダー達は単なる恵みを受けた罪人です。それでも、神様は私たちを選んで下さっています。ですから、私たちも続けて、心を開き続け、罪を告白し続けて行きましょう。そして、夫婦キャンプはまさにそれにふさわしい機会なのです。

ふり返ってみると、私たちの教会で初めて開いたキャンプは夫婦キャンプでした。今までに何百回と開きました。そして多くの夫婦を助けてきました。そして今、私たちの枝教会はそれぞれ夫婦キャンプを持ち、よい結果を生み出すことが出来ています。牧師達とリーダー達が罪と弱さを告白する時、兄弟姉妹たちは受け入れることだけではなく、彼ら自身も牧師たちやリーダー達から安心感を得られるのです。そうなると、牧師先生たちや師母たちを感謝できるようになるだけでなく、彼らにもっと仕えていきたいと願うのです。

兄弟姉妹の皆さん。この世代を神様についていくものとしたければ、私たちは神様に仕える者たち、祭司として、勇気をもって私たちの弱さを告白していきましょう。神様だけが完璧なお方だと知ることが、いのちの木にいたる唯一の道です。私たちが神様についていく時、教会や政治のリーダー達を偶像化せず、彼らも人だということを理解しましょう。

どのようにして、この世代に影響をもたらすことができる人となることが出来るでしょうか。それは、神様についていき、そして私たちの弱さを告白していくことによるのです。私たち自身完璧な人として振る舞おうと考えてはなりません。私たちが過ちを犯す時、それを否定せず受け入れていこうではありませんか。神様は私たちの只中におられるので、あとのことは必ず神様が助けて下さいます。私たちは必ずこの２０２１年に勝利から勝利を得ます！【2021.01.17】