五月にはたくさんの美しい花々が咲きます。5月の教会創立記念礼拝を前に私と師母は御霊の導きによってマレーシアにチームを連れて行きました。クアラルンプールでは国際牧師夫婦キャンプを開催し、クーチンでは「一球一心」という国際バスケットボールの大会と礼拝者のためのサミットにチームを連れて行きました。
クアラルンプールにあるGA611とクーチン611は私たちがノースポイントにいた時代に「いのちの木」として植えた枝教会です。植えられて以来母教会から水を注がれ新しく変えられて彼らはしっかりと成長しました。今や彼らは自分たちの手でマレーシア中に52年で命の木を植えることを始めました。長年に渡って精錬され、成熟してきたGA611は管理運営と教えにおいて私たちを大変よくサポートしてくれる有能で頼もしいメンバーがたくさんいる教会になりました。
GAの枝教会はマレーシア、シンガポールからインド、アフリカにまで至り、世界中に命の木を植えようとしています。また私たちの枝教会第一号のクーチン611は果敢に水を注がれ続け、養いを受け続け、多くの困難を克服してきました。今やクーチンの教会はしっかりと一致して立ち、一つ心で福音を広めていっています。東西両マレーシアの教会が立ち上がるのを見ることは、なんと感謝で喜ばしいことでしょう。
クアラルンプールで行われた夫婦キャンプには、様々な国から28組が参加しました。会場にはGA611の教会員であり、世界で活躍しているフラワーアーティストの方が異国の雰囲気が漂うマレーシアスタイルに生けてくれた花々を飾り付けてくれました。その生け花のおかげで、会場は参加者が心を開きやすい雰囲気になりました。参加者のほとんどは枝教会の主任牧師たちやその弟子達などです。今回のキャンプのテーマはクアラルンプールに着いた後にようやくできました。「いのちの木、One Way」というテーマです。教会創立記念日の前に「52年で遍く全地にいのちの木を植える」というビジョンを枝教会にシェアしました。この三日間のキャンプは厳選された夫婦キャンプであり、さらにネットワークカンファレンスを縮小したようなキャンプだったと言えます。
私たちは夫婦関係と教会の弟子訓練を「いのちの木を植える」という観点で取り組み、新しい内容を付け加え、そしてキャンプの中身も大幅に変えました。私たちはいのちの木である教会を建て上げていこうと思います。福音を伝えて教会に連れてきた兄弟姉妹に決してたくさんのルールや耐えきれない重荷、そしてプレッシャーなどを負わせたりするべきではありません。その代わり、私たちはいのちの木となる教会を建て上げ、真の神の子として生きていくべきです。私たちは、私たちの人生やミニストリーにおいて障害となる「恐れ」「怒り」そして「律法主義」を「インサイドアウト」という映画を通して考えてきました。牧師や教会のリーダー達はこれらの問題に勇気をもって向き合い、変わりたいという意思を持たなければなりません。そして、本当の神の子として生きましょう。
ステージで仕える人達はみな不完全な者です。なぜなら彼らも弱さをもっているからです。私たちは何らかの成果や評価によって生きるのではありません。完全なのはイエス様だけです。私たちは自分たちに対して、そして他人に対し慎み深い考え方をしていきましょう。夫と妻は一つ心となって神に仕えなければなりません。なぜなら、夫は家庭を顧みないでミニストリーだけに集中してしまいやすく、意識するかしないかにかかわらず妻を軽んじやすいのです。働きの場所は一つ心となった夫と妻によって整えられていくものです。牧師、夫は妻の働きを尊敬し、認めなければなりません。どちらかの働きのほうが重要だという考えはいのちの木からものではなく、善悪の木の実から来るものです。
夫婦がともに歩むとき、1+1=2という考え方ではなく、それ以上に実をむすびます。
感謝と感激の心でクアラルンプールからクーチンに向かった時、「一球一心」大会もまた満開の花のようになり、たくさんの実を結ぶことになると信じていました。兄弟姉妹の皆さん、611のミニストリーはいのちの木のミニストリーです。これが正しい進むべき道であり、そしてただ一つの道です。私たちは聖霊様の新鮮な流れに近づいていき、花が満開になるような驚くべきことを人生で体験し続けていきましょう。
■【2019.05.05】ジョシュア•チャン師
本稿は611霊糧堂週報930号より抜粋