中国旧正月4日目の朝にオーストラリアから戻り、旧正月中最初の礼拝を皆さんと共に過ごすことが出来たことを感謝します。偶然にも、毎月ごとの木曜祈り会は今回バレンタインデーの日に重なりました。これは私達の最愛のお方がイエス・キリストであることを思い出させてくれます。
昨年は「52年で全地に遍くいのちの木を植える」というビジョンが私たちに与えられました。 しかし新しい年に入って聖霊様は私たちに次のように言われました。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」そこで教会は安息の期間に入ることにし、ミニストリーを半分に減らし、スタッフたちには祈りと弟子訓練に重点を置いてもらうようにしました。
オーストラリア旅行の目的は、牧師を訪問し、現地調査を行うことでした。 シドニーに到着して、先ず私達はオーストラリアにいる611聖書学校の卒業生と会いました。 意外にも、聖霊様はすでにそこに兄弟姉妹のグループを用意していました!そこでシドニーに”フェイバー 611 ブレッドオブライフ”が2月10日に設立され、その最初の礼拝に30人を迎えることが出来ました。これは「52年で全地に遍くいのちの木を植える」というビジョンから生まれた、海外における最初のいのちの木であり、中国と台湾を除いて私たちが直接植えた、最初の枝教会でもあります。それは本当に私たちが思っても見なかったことでした。教会が安息に入ると、聖霊がその働きを引き継がれます。 私達の従順を神は受け入れてくださるのです。
「受け入れられたヤコブ」メッセージシリーズはますます深まって来ています。聖書の人物についてシリーズで説教するのは今回が初めてです。アンナ牧師の「身分無きヤコブ」、アディノ牧師の「無謀なヤコブ」、MGリーダージェイソンの「窮地から立ち直ったヤコブ」、デボラ牧師の「刈り込みの中で祝福されるヤコブ」、 そして先週のホー・キット牧師による「ヤコブからイスラエルに」。 それぞれの説教のテーマは説教者自身によく合っていて彼らの人生の一部分を物語っているように思いました。確かに、これらは神が私たちを受け入れて下さっているという祝福なのです。
2019年に入って、教会は大規模で肥沃な土地を長洲島(チュンチャウ)に得ました。師母は神からこの土地が「ヤコブのはしご」であるという啓示を受け、「受け入れられたヤコブ」の説教シリーズを始めることを提案したのです。 MGリーダージェイソンは1月26日と27日に「窮状から立ち直ったヤコブ」という説教をしました。この日はたまたま師母の60歳の誕生日でした。これは神が師母を受け入れておられるという愛情表現であり、「受け入れられたヤコブ」が本当に神から私たちへの言葉であるという確証なのです。
ヤコブの一生は自我と肉的な思いに満ちていましたが、それでも神は彼を選ばれ、受け入れ、祝福されました。私も小さな者、貧しい出であり、人生ではしばしば拒絶を味わって来ました。私の父は私を見捨てました。私がバンクーバーに植えた教会は私を捨てました。香港に帰って教会を始めた初期の頃、私は様々な牧師から批判されました。もし私の人生に神から受け入れられているという恵みがなかったなら、私の数々の努力も無駄になっていたことでしょう。
教会建立からこの17年間、神は大きく私を恵まれ、用いてくださり、世界中に約100の枝教会を建立させて下さいました。兄弟姉妹、今日「52年で全地に遍くいのちの木を植える」というビジョンは始まっています。ですから、神が私たちをいのちの木として育てて下さり、更に多くのいのちの木を植えることができる者となるように、もっと祈り、聖霊の導きに敏感になって行きましょう。
■【2019.02.17】ジョシュア・チャン牧師
本稿は611霊糧堂919号より抜粋